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世界一幸せな国 – デンマークの言語について | 翻訳会社川村インターナショナル

作成者: KIマーケティングチーム|Nov 4, 2025 3:00:00 PM

世界一幸せな国 – デンマークの言語について

「北欧への玄関口」である首都コペンハーゲンを持つデンマークは、社会保障の充実、経済格差が少ないこと、政府に対する信頼度の高さから、最も幸せな国と言われています。そんなデンマークで使用される言語を紹介していきます。

目次[非表示]

  1. 1.デンマークはどんなところ?
  2. 2.デンマーク語の概要
  3. 3.デンマーク語の文字や特徴など
    1. 3.1.発音
    2. 3.2.文法
  4. 4.デンマーク語の学習方法
    1. 4.1.発音を重視する
    2. 4.2.語彙を増やす
    3. 4.3.リスニングやスピーキングの練習をする
  5. 5.まとめ
  6. 6.参考
  7. 7.川村インターナショナルの翻訳サービス

デンマークはどんなところ?

デンマークは人口600万人弱の非常に小さな国です。人口の多くが都市部に住んでいて、首都コペンハーゲンには多くの観光スポットがあります。景観の良いニューハウン、世界最古のテーマパークと言われるチボリ公園、王宮を体験できるアマリエンボー宮殿など、数多くのスポットがあります。

気候は温帯に属し、温暖で雨の多い冬と、涼しい夏が特徴となっています。主な産業はエネルギー、生命科学、農業などであり、風車の生産量は世界トップクラスです。

デンマーク語の概要

デンマーク語は北ゲルマン語群に属する言語です。話者人口は600万人ほどであり、デンマークの公用語としてだけでなく、グリーンランドやフェロー諸島でも使用されています。スウェーデン語やノルウェー語と語彙や形態が共通しているため、ある程度の意思疎通が可能と言われています。
また英語にも似ており、語彙も少なめのため学びやすい言語の一つです。

デンマーク語の文字や特徴など

デンマーク語は以下のアルファベットで構成されています。

大文字 A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z Æ Ø Å
小文字 a b C d e  f  g h i  j  k  l m n o  p q  r  s  t  u v w x  y z æ  ø å

アルファベット言語ということもあり、単語や文法の一部は比較的馴染みがあるかもしれません。しかし、デンマーク語には発音や文法において独特な特徴があります。

発音

デンマーク語は他の北欧言語と比べると、旧来の綴り字を採用しているため、綴り字と発音の関係が複雑です。文字と実際の発音が大きく異なるものが多く、文字として見えていても実際に発音しない場合もあります。例えば、デンマークを代表する有名な童話作家アンデルセンは「Andersen」の綴りで「アナスン」と発音されます。母音は17種類と非常に多いのが特徴です。

一方で子音は母音に比べて多くはないのですが、発音が特徴的となっています。「p, t, k」と「b, d, g」を例としてあげると、「p, t, k」は強い気息を伴う帯気音であるのに対し、「b, d, g」はそのような気息は伴いません。「b, d, g」を発音する際に、日本語の「バ,ダ,ガ」をそのまま発音するのでなく、これらの子音をなるべく弱めに意識して発音するとよいようです。

文法

デンマーク語の文法は、基本的には英語やドイツ語などの言語と似ていますが、独自のルールも多く存在します。下記にいくつか例をあげます。

名詞の性:
名詞の性において、デンマーク語には共性名詞と中性名詞の2種類があります。それぞれの名詞の前に置かれる冠詞も異なり、共性名詞の前は「en」、中性名詞の前は「et」を置きます。(例 : en stol「椅子」、et hus「家」)

シンプルな動詞の活用:
デンマーク語の場合、主語が変わっても動詞の形がほとんど変化しません。(例 : jeg arbejder「私は働く」、du arbejder「あなたは働く」)ヨーロッパの言語のなかには動詞の活用が複雑なものがありますが、この点でデンマーク語は単純な構造になっています。

語順のルール:
デンマーク語の語順は「主語+動詞+目的語(SVO)」です。肯定文では動詞は文頭から二番目の要素に必ずくるというルールに則っていますが、疑問文や副詞が含まれる場合は語順が変わることがあります。

デンマーク語の学習方法

デンマーク語を習得するため、効果的に学習する方法をいくつか紹介します。

発音を重視する

本ブログに書いたように、デンマーク語の発音は難しいため、最初の段階で発音に重点をおいて学習することが大切です。そのためリスニングと発音の練習に重きを置き、デンマーク人の会話を繰り返し聞いて耳を慣らしていくとよいと思います。その際にYouTubeなどを活用するのもおすすめです。

語彙を増やす

基本的な日常会話をマスターするため、よく使われる単語やフレーズを覚えるところから始めることです。初心者向けの単語帳、アプリ、Webサイトなどを活用して、実際に使われている表現などを毎日少しずつでよいので覚えていくとよいでしょう。

リスニングやスピーキングの練習をする

実際にデンマーク語を話す機会を作り、リスニングやスピーキングの練習をすることが重要です。現在ではデンマーク人のお知り合いなどいなくとも、オンラインコミュニティやスマホのアプリなどを使って会話をする機会を作り出すことができます。
リスニング力であれば、デンマーク語のドラマや映画を見るのでもよいと思います。そのようにして積極的にリスニングやスピーキングの力を伸ばすことをお勧めします。

まとめ

デンマーク語は発音が独特で、他の言語以上に習得には努力が必要かもしれませんが、習得することで北欧文化への理解が深まるとともに、スウェーデン語やノルウェー語などの北欧言語を理解することにもつながります。
デンマークの文化や、世界一幸せな国と言わしめる社会制度を持つ国の価値観を学ぶことで、言語以上の大きな資産を得ることができると思います。
ぜひデンマーク語を学び、新しい世界を広げていきましょう。

参考

デンマーク語|Wikipedia

デンマーク語初級eラーニング|大阪大学世界言語eラーニングサーバ

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