導入事例
アドセック株式会社様
代表取締役
小泉 久也様
- 導入事例
- 自社のソリューションを海外展開するため、関連文書を英語化
アドセック株式会社は、店舗における防犯・セキュリティ機器の販売および設置のほか、店舗内装設計と施工、設備用品および什器の設計・制作・販売、さらにインストアマーケティングを含めたコンサルティング支援を提供しています。
アドセック社が2008年に創業して以来の代表的な製品である「InVue」の展開、オゾンによる除菌・消臭ソリューションへの参入、そして防犯と販促を一体化したインストアマーケティングソリューションに至るまで、感動を実現するビジネスコンテンツを幅広く展開しています。
アドセック社が2008年に創業して以来の代表的な製品である「InVue」の展開、オゾンによる除菌・消臭ソリューションへの参入、そして防犯と販促を一体化したインストアマーケティングソリューションに至るまで、感動を実現するビジネスコンテンツを幅広く展開しています。
- お客様の要望
海外展開するため、自社のソリューションの関連文書を英語化したい - 選定の決め手
翻訳に対する企業としての姿勢、変化に対する取組み - 得られた効果
パートナーとのコミュニケーション確立とシンガポール事業での成功
アドセック様の製品 「Invue」
01
御社のソリューションについて教えてください―
InVueは、家電量販店や携帯電話ショップなどにある、スマホ展示用のシステムです。展示と同時に充電もでき、店舗外に持ち出すとブザーが鳴ります。
いわゆるガラケーからスマートフォンに移行する時代から店舗に導入をいただいています。
当時は、展示1カ所当たり1,000円程度しか防犯コストをかけられないというのが、常識でした。InVueは、30,000円程度かかりました。では、どこから予算を拠出してもらったかというと、プロモーション、いわゆる販促費です。
いわゆるガラケーからスマートフォンに移行する時代から店舗に導入をいただいています。
当時は、展示1カ所当たり1,000円程度しか防犯コストをかけられないというのが、常識でした。InVueは、30,000円程度かかりました。では、どこから予算を拠出してもらったかというと、プロモーション、いわゆる販促費です。
(偽物の端末じゃなく)実機を展示することによって、ユーザーは実機で体験ができます。それによって売り上げが伸びました。だから、我々は広告代理店の役割と、防犯セキュリティ会社の役割を兼ねたプロモーショナルセキュリティを提案し、そこにデザイン性を加えました。お客様のニーズの一つ先を行くことができたのが大きかったと思います。
オゾンソリューションについても同様です。オゾンには、新型インフルエンザや、花粉症、O-157、ノロウイルスなどの菌を除菌して消臭する力があります。先日、研究機関から、新型コロナウイルスを不活化させる効果も実証され、とても注目されています。携帯ショップでは、不特定多数の人に携帯電話が触れられます。それをオゾンで除菌できれば安心だ、というところにピンときて、先手を打って店舗に提案することができました。
オゾンソリューションについても同様です。オゾンには、新型インフルエンザや、花粉症、O-157、ノロウイルスなどの菌を除菌して消臭する力があります。先日、研究機関から、新型コロナウイルスを不活化させる効果も実証され、とても注目されています。携帯ショップでは、不特定多数の人に携帯電話が触れられます。それをオゾンで除菌できれば安心だ、というところにピンときて、先手を打って店舗に提案することができました。
02
依頼の背景について教えてください ―
防犯セキュリティ製品を取扱っていたパートナーがシンガポールにいました。その方とのつながりで、オゾンソリューションをシンガポールに事業展開しようということになったときに、発生した問題がコミュニケーションでした。
以前に、中国人に通訳してもらったときに苦労したことがあって、その通訳が、5分の会話を30秒ぐらいで通訳していました。「私が思うに・・・」というので、「あなたの思いは聞いていない」と思わず言ってしまいました。
以前に、中国人に通訳してもらったときに苦労したことがあって、その通訳が、5分の会話を30秒ぐらいで通訳していました。「私が思うに・・・」というので、「あなたの思いは聞いていない」と思わず言ってしまいました。
代表取締役 小泉様
その時に、5分のことを5分でしっかり置き換えてくれることで、判断を間違えるリスクが下がる。それが通訳・翻訳の役割だと思っていて、海外で事業展開するのであれば、手を抜いてはいけないと思っていました。
文章になれば、ちゃんと日本語で理解ができてプロセスも理解できる。現地でちゃんと説明のつくモノが必要です。そこで、パンフレット、パネル、マニュアル、講習会の資料、取扱説明書、そして保証書、オゾンソリューションに関わるあらゆる日英翻訳を依頼する必要がありました。
文章になれば、ちゃんと日本語で理解ができてプロセスも理解できる。現地でちゃんと説明のつくモノが必要です。そこで、パンフレット、パネル、マニュアル、講習会の資料、取扱説明書、そして保証書、オゾンソリューションに関わるあらゆる日英翻訳を依頼する必要がありました。
アドセック様 本社ショールーム
03
川村インターナショナルを選んだ理由を教えてください ―
まず、シンガポールで新事業を立ち上げた時もそうなのですが、「何をするか」より「誰とするか」が当社の重要な行動原理となっています。
以前から創業者の川村さんとは、経営者の勉強会で知り合いだったこともあり、川村インターナショナルの社員の皆さんを知る機会もありました。
以前から創業者の川村さんとは、経営者の勉強会で知り合いだったこともあり、川村インターナショナルの社員の皆さんを知る機会もありました。
翻訳事業に対する姿勢だとか、変化している中でのトランジションの仕方がすごく的確でしたし、ドイツのSAP社からパートナー認定を受けて、さらに翌年Partner of the year を受賞した時には本当にすごいと思いました。
勉強会には、ほかにも翻訳をできる会社の方もいたのですが、私としては、「何をやるか」より「誰とやるか」を大切にしたい。そういう意味では、翻訳を依頼するなら、川村インターナショナルさん一択でした。
勉強会には、ほかにも翻訳をできる会社の方もいたのですが、私としては、「何をやるか」より「誰とやるか」を大切にしたい。そういう意味では、翻訳を依頼するなら、川村インターナショナルさん一択でした。
「「何をやるか」より「誰とやるか」を大切にしたい。
そういう意味で、翻訳を依頼するなら、川村インターナショナルさん一択でした。」(小泉氏)
そういう意味で、翻訳を依頼するなら、川村インターナショナルさん一択でした。」(小泉氏)
04
納品物に対する印象はいかがでしたか ―
当時、社内に英語を理解できるのが自分を含めて数名しかいませんでしたので、自分の英語力の範囲でしか評価できなかったのですが、現地の方がそれを読んだときに、100%理解してくれていたので、ニュアンスも含めてしっかり伝わったと思っています。
アドセック様の製品「OneKEY」
それと、何よりスピード感が良かったです。我々も無理をお願いしたと思うのですが、希望納期通りにやって頂けたというのはすごく良かったです。海外でのビジネスは、どう転ぶかわかりませんが、とにかくスピード感が重要でした。海外の人は、意外にも形式から入ってくるもので、あれを翻訳したい、これが必要だ、という具合に、気軽に文書を投げてくることが多かったので。
05
翻訳をした効果はありましたか―
はい、効果はありました。シンガポールでの事業もうまく回ったので、新規事業としても実を結びましたが、やはり営業のやり方だとか、日本では確認できている動作が海外では動作しなかったりしました。もちろん、これはもう翻訳と違う世界です。環境が違うということだとか、習慣が違うということも含めて、かなり苦労はしました。
そんなときに原点に立ち戻って見直すのは、やはり翻訳されたマニュアルや取扱説明書でした。現地の人々にとっては唯一のテキストなので、それを開きながら試行錯誤をしたわけですが、翻訳がなく、我々が口で説明するだけだったとすると、全体の30%以下しかお互いを理解し合えなかったかもしれません。翻訳は、大切な判断の基準になりますから、社内で英語が得意だという人に頼むレベルではなくて、コストがかかってもちゃんとプロに依頼しないとダメだと私は考えています。餅は餅屋ですね。
そんなときに原点に立ち戻って見直すのは、やはり翻訳されたマニュアルや取扱説明書でした。現地の人々にとっては唯一のテキストなので、それを開きながら試行錯誤をしたわけですが、翻訳がなく、我々が口で説明するだけだったとすると、全体の30%以下しかお互いを理解し合えなかったかもしれません。翻訳は、大切な判断の基準になりますから、社内で英語が得意だという人に頼むレベルではなくて、コストがかかってもちゃんとプロに依頼しないとダメだと私は考えています。餅は餅屋ですね。
アドセックエコロジー様の製品 オゾンソリューション
06
今後弊社に対して期待することや要望はありますか ―
すでにお話しした通り、餅は餅屋の部分だと思います。英語ではある程度のことができても、中国語やフランス語はどうしても頼らざるを得ないのが現状です。当社の場合、今のところ必要な言語、フランス語、中国語、英語ぐらいですが、輸入ばかりに頼っていては、円安・円高の影響というのは、片方にしかプラスが働かないので、為替リスクをうまくヘッジするためにも輸出もしっかりやらなくてはいけない。
今、新しく高濃度酸素発生器を市場に展開し始めていますが、メイドインジャパンを売りにしていけば、買いたいという国もたくさんあります。これは世界特許も取れているものなので、日本語を現地の言葉に直すニーズがたくさん出てくると思います。その折にはまたお力をお借りしたいです。