導入事例

ブラザー工業株式会社
知的財産部様

業界:電機
従業員数:3800名


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ブラザー工業株式会社様

プリンター複合機や、ファクシミリ、ミシンなどを製造する国内有数の電機メーカー「ブラザー工業株式会社」様。

近年は上記主力商品に加え、工作機械・産業用印刷などの産業用領域の成長も著しく、日本の経済を屋台骨として支えています。
  • お客様の課題  
    Tradosだけでは、翻訳業務の生産性が上がらなかった
  • 導入の決め手  
    機械翻訳エンジンの性能の高さとセキュリティの堅牢さ
  • 導入後の効果  
    人手で翻訳する時間が減り、翻訳品質と生産性が向上した
01

サービス導入以前の環境・お悩みについて教えてください―

特許の出願に関する翻訳業務の生産性向上のために翻訳支援ツールのSDL Tradosを導入したものの、翻訳メモリ*の登録データが少なく、不十分な状態だったためツールを生かしきれませんでした。そのためゼロから翻訳する割合が減らず、当初の目的である生産性向上を果たすことができていませんでした。

⋆翻訳メモリ:原文と翻訳文を一対としてデータベース化したもの。登録された内容を自動的に再利用することで、翻訳の精度向上と時間短縮を実現します。
02

『みんなの自動翻訳@KI(商用版)』の導入を決めた理由はなんですか―

以前から機械翻訳に興味はありましたが、「機械翻訳は品質に難がある」という既成概念にとらわれて導入をためらっていました。

しかし、NICTが開発した機械翻訳エンジンを使った「みんなの自動翻訳@TexTra」を試用する機会があり、エンジンの性能が十分に高いことがわかりました。

すでに導入していたSDL Tradosの翻訳メモリと機械翻訳を併用することが最適解と考え、SDL Tradosで使える「みんなの自動翻訳@KI(商用版)」をリリースしている川村インターナショナルに問い合わせました。

国産の機械翻訳エンジンである(データが国外に出ない)ことと、IPアドレス制限オプションを利用することで弊社の求めるセキュリティ基準もクリアできたことから導入を決めました。特許用のエンジンが選べる点も大きかったですね。

導入のポイント

  • 「機械翻訳は品質に難がある」という既成概念が覆されたこと
  • 導入済みのTradosと機械翻訳を併用することで翻訳を最適化
  • 国産の翻訳エンジン、IPアドレス制限オプション使用でセキュリティ基準をクリア
03

サービス導入後の感想をお聞かせください―

導入前に想定していたことは実行に移せており、満足しています。

翻訳メモリに登録されているデータと機械翻訳の出力結果を比較して、よりよい訳文を採用します。そのうえで訳文にポストエディット*を行うことで、納得のいく翻訳結果を得られる事例が増えています。ゼロから翻訳する頻度が減っているため、ポストエディットに使える時間が増え、翻訳の品質向上・生産性向上につながるという好循環が生まれています。

*ポストエディット:機械翻訳の出力結果を修正すること

04

どんな方に機械翻訳サービスをおすすめしたいですか―

10年前に機械翻訳を導入しようとして品質問題であきらめてしまい、機械翻訳アレルギーになってしまっている人たちに、過去とは品質レベルが全く違うということをぜひ実感してほしいです。

特許文書の翻訳に特化したAI翻訳サービス「みんなの自動翻訳@KI(商用版)」の資料はこちら


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